○福津市ウミガメ保護条例

平成17年1月24日

条例第108号

(目的)

第1条 この条例は、ウミガメが本市の豊かな自然環境を構成する貴重な野生生物であり、かつ、学術的及び文化的価値を有することから、市及び市民等(市民・事業者等及び滞在者をいう。以下同じ。)が一体となってその保護を図り、もって将来にこれを共有の資産として引き継いでいくことを目的とする。

(市の責務)

第2条 市は、ウミガメの保護を図るための適切な施策を策定し、これを実施するものとする。

2 市は教育活動、広報活動を通じて、ウミガメの保護の必要性について市民等の理解を深めるよう努めるものとする。

(市民等の責務)

第3条 市民等は、ウミガメの保護に努めるとともに、市が実施するウミガメの保護に関する施策に協力しなければならない。

(情報の提供)

第4条 市民等は、市の海岸においてウミガメを発見したときは、生死にかかわらず市への報告に努めなければならない。

(海岸保全)

第5条 市民等は、ウミガメの保護のため、規則に定める期間に繁殖の確認されている海岸への車両の乗入れ及びウミガメの生態系に支障を来すような行為(市長が認めたものを除く。)を自粛し、海岸保全に努めなければならない。

2 海岸を汚損した者は、自己の責任において原状回復をしなければならない。

(ウミガメ捕獲・卵採取の禁止)

第6条 市民等は、市内に上陸しているウミガメの捕獲(殺傷する行為を含む。以下同じ。)をし、又は市内に産卵された卵の採取(損傷する行為を含む。以下同じ。)をしてはならない。ただし、次に掲げる場合はこの限りでない。

(1) 非常災害時において保護に必要な採取を行う場合

(2) 法令に基づいて国又は地方公共団体が行う行為のうち、規則で定める場合

(3) 前2号に掲げるもののほか、市長がウミガメの保護に支障がないと認めて許可した行為

2 前項第3号の許可には、ウミガメの保護のために必要な条件を付することができる。

(国に関する特例)

第7条 国が行うウミガメの保護又はウミガメの卵の採取については、前条第1項第3号の許可を受けることを要しない。この場合において、国は、その行為をしようとするときは、あらかじめ、市長に協議しなければならない。

(報告及び検査)

第8条 市長は、ウミガメの保護のために必要に応じて、第6条第1項第3号の許可を受けた者に対して、当該許可を受けた行為の実施状況その他必要な事項について報告を求め、又は市職員に、当該許可を受けた者に係る土地若しくは建築物に立ち入り、当該許可を受けた行為の実施状況を検査させることができる。

2 前項の職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係人の請求があったときは、これを提示しなければならない。

(許可の取消中止命令等)

第9条 市長は、第6条第1項の規定に違反し、又は同条第2項の規定により許可の条件に違反した者に対して、その許可を取り消し、行為の中止又は原状回復を命ずることができる。

2 市長は、その職員をして前項に規定する権限を行わせることができる。

3 前条第2項の規定は、前項の職員について準用する。

附 則

(施行期日)

1 この条例は、平成17年1月24日から施行する。

(経過措置)

2 この条例の施行の日の前日までに、合併前の津屋崎町ウミガメ保護条例(平成14年津屋崎町条例第7号)の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、この条例の相当規定によりなされたものとみなす。